神奈川・茅ヶ崎の児童養護施設=癒しのための巣づくり

20120115-田老の万里の長城

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2012.01.15

田老の万里の長城

 

岩手県宮古市田老地区の巨大防潮堤は、2011.3.11の津波によって決壊しました。1979年(昭和54年)の建設完了当時、そのあまりの強大さに世界から視察団が訪れたほどの巨大建造物でした。高さ10m、全長2.5Km、総工費50億円(貨幣価値換算)。1934年(昭和9年)の第一期工事から完成まで、実に四半世紀を費やした世界最大級を誇る巨大堤防でしたが、今回の津波はそれをあざ笑うかのように超越して町を襲い、壊滅的に破壊したのです。

 

一方、「この海が、景観を含めてここの宝だから」と、同じく今回の津波で被災しながらも、15m防潮堤建設の提案を否決した漁村もありました。

“風景”とは、人が育ち、生きてゆくのに多大な影響を与えるものです。山河の穏やかさも、都会の掃き溜めも、生まれ育ったその環境は その人が心象風景として一生抱えてゆくのです。

上述、田老の人々は、江戸時代よりの度重なる悲惨な災害に対抗するため、景観や心の豊かさより、コンクリートの巨大壁を見て暮らすことを選択しました。そうすることで“絶対の安心”を得たのです。それはそれで一つの決断だったでしょう。ところが今回、完成から45年目にしてその“絶対の安心”がもろくも崩壊してしまいました。
ヨーロッパ、中国、中東では古代より、城郭都市というものが盛んに築かれました。富を蓄えた部族、民族が互いに抗争を繰り返す中で、都市そのものを壁で囲んだのです。壁で囲い、堀を廻らし、土塁を積み上げる。人の考えることは似たり寄ったりです。しかしそれは無論、いつか誰かに打ち破られてしまうという歴史。

45年前、あの壁の内側で生まれた人がいたはずです。ただただ防御のためだけの、無機質な巨大壁。ずっとそれを見ながら成長してきたその人は、この災害を生き延びられたでしょうか。そしてもし無事でいるなら、45年の人生どう感じているのでしょうか、とても気にかかっています。

 


■以下は Wikipediaなどから抜粋

     1.明治29年の三陸大津波
         2.昭和8年の三陸大津波
         3.昭和35年のチリ地震大津波
         4.昭和43年の十勝沖地震大津波

田老は「津波太郎(田老)」の異名をつけられるほど古来より津波被害が多く、古くは江戸時代初期の慶長三陸地震津波で村がほとんど全滅したとの記録がある。

明治29年の明治三陸津波では、人口2248人中83%の1867人が死亡したとある。生存者は出漁中の漁民や山仕事をしていた者がほとんどであった。

村では震災義捐金で危険地帯にある全集落を移動することにした。しかし工事にかかったところで、義援金を村民に分配しないで工事に当てることの是非や工事の実効性に村民から異論続出し移転計画は中断を余儀なくされた。

1933年(昭和8年)の昭和三陸津波による田老村の被害は、559戸中500戸が流失し、死亡・行方不明者数は人口2773人中911人(32%)、一家全滅66戸と、またしても三陸沿岸の村々の中で死者数、死亡率ともに最悪であった。

村の規模が大きく、周囲に適当な高台がない、漁業ができなくなるなどの理由で、高台移転ではなく、防潮堤建設へ。

第一期工事は1934年(昭和9年)に開始された。

起工半世紀後の昭和41年。2433mのX字型の巨大な防潮堤が城壁のように市街を取り囲み、総工事費は80年当時の貨幣価値に換算して約50億円。

 

2011年3月11日の東日本大震災に伴い発生した津波は、午後3時25分に田老地区に到達した。

午後3時7分、3メートルの津波予測を伝え、同19分、6メートルに訂正。
(しかしほとんどの人々は 訂正通知は聞いていない。「3M」の津波予測では誰も逃げない)

3時25分、大津波は防潮堤を越え、市街地をのみ込む。

海側の防潮堤は約500メートルにわたって一瞬で倒壊し、市街は全滅状態となり、地区の人口4434人のうち200人近い死者・行方不明者を出す結果となった。「立派な防潮堤があるという安心感から、かえって多くの人が逃げ遅れた」という証言もある。

防潮堤が視界を遮っていたため 町中にいる人は津波の接近に気づいていなかった。

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