ひと夏の思い出 ~水泳大会~
≪ 2015.8.22 ≫
熱血リポート by 森光
ドキドキ・・・
ドキドキドキ・・・
私の心拍数は上がっていました。
今思うと、それ以上に子どもたちはドキドキしていたのだろうなぁ。
今年も水泳大会の季節がやってきました。
今年は14名の子どもたちが、ひと夏をかけて一生懸命練習を重ねてきました。
その成果を出す日!
そうです、その日はやってきたのです。
「絶対、メダル取る!!」と言っている子
「大丈夫かなぁ」と少し不安げな子
「いつも通りに泳げば良いんだよね!」と自分に言い聞かせている子
様々でしたが、どの子もみな、静かなる?闘志を燃やしていたはずです。
【決まってるッ! Kくん(6コース)スターティングポーズ!】
【 ⇑ こちらもKくん(2コース)。飛び込みができない選手は水中からスタート(3~5コース)】
★ファームからのトップバッター、小学校3年生のKくん。
夏の練習とは別に、近所のスイミングスクールに毎週通っています。
この一年でだいぶ泳ぎが上達しました。毎回、25mを何本泳いでも疲れ知らずの頑張り屋さん。
当日も気合十分! 平泳ぎではレースの中で2着!
泳ぎ切った後のガッツポーズは男前でした!!
【 ⇑ Hちゃん(左端)しかめっ面はまぶしいだけだよね】
★小学校5年生のHちゃんと小学校6年生のMちゃんは平泳ぎの練習に専念しました。
Hちゃんは前日に髪の毛を短くするという気合の入りっぷり!昨年よりもフォームに磨きが掛かり、タイムも縮まっていました。
たくさん泳いだ甲斐があったね!
【 ⇑ 余裕で?コールを待つMちゃん(3コース)】
★Mちゃんは自信満々。しかし、心の中では相当緊張していたと思います。
ターンのフォームはピカイチで惚れ惚れするくらいでした。
昨年より、5秒もタイムを縮め、25m、50mともに断トツの1位でした。
おめでとう!
【 ⇑ 生真面目のKくん。死ぬまで泳ぐかッ!?】
【 ⇓ 死ぬほど泳ぎ切って 上がれるかッ!?】
★続いて小学校5年生のC.Kくん。
練習では見たことないくらいのきれいな泳ぎ! 本番の力というのはすごいですね!
50mのリレーに出た時には、「抜かさなきゃ」という思いからでしょうか? 全力で泳ぎ続け… あれっ?… 息継ぎしてない? 途中までノンストップです!
応援しながらも、大丈夫なのか?と冷や冷やしてしまいました。
そんな頑張りを見たら、胸がいっぱいになりました。
【 ⇐ 選手紹介にハニカんで応答するMちゃん】
★小学校5年生のI.Mちゃんも近所のスイミングスクールに毎週通っています。
毎週の練習で自信もついたのでしょう、いつもは後ろ向きの発言が多いのですが今回は「Mがんばる」とすごく前向きに頑張っていました。
スイミングスクールに通う前から水泳大会には出場していますが、やはり気合が違いました。泳ぎもとても上達ました。
【 ⇒ 全力を出し切った感動で感涙にむせぶMちゃん。卓球でもマラソンでも運動会でも 試合直後には必ず泣いてしまう感激屋】
★小学校6年生のK.Mちゃん。
緊張が一番顔に出るタイプです。そして不安でいっぱいの顔。
“いつも通りで大丈夫”と背中を押し、レースに向かわせました。
結果が出るまで曇り顔。25m自由形で3位になると、それまでの不安から解放され、ぱぁ~と表情が晴れました!
【 ⇑ パワフル!ワイルド! Mちゃん】
【画面の上(フラッグの上まで)から左右(黄色のロープ外まで)いっぱいに水しぶきを飛び散らかしっ!】
★同じく小学校6年生の前向きガールS.Mちゃん。
とってもパワフルな全開ガールでもあります。
一番長い距離の100mを泳ぎました。本当に100mを泳いでいるのか?と思わせるほどのスピードでパワフルに泳ぎ切りました。
「今年の水泳大会めっちゃ楽しい!!」と何度も言っていました。
めっちゃ楽しい!と思えるくらいの記録が出せて良かったね!
【 ⇑ 出番を待つYくん Kくん】
★高校3年生のYくんは高校3年間、水泳大会に出場し続けました。
その長い手足から繰りだされる泳ぎは、思わず息をのむほど、、早い!! あっという間に25mを泳ぎ切ってしまいます。
小学生のころは、25mのターンで落ちかけた水着を直してでも1位を取るほど早かったです!
最後の大会お疲れさま!!
★同じく高校3年生のA.Kくんは「最後だから」という気持ちで大会に臨みました。
すぐに弱気な発言をするので、「男でしょ!」「あとは気持ちの問題だ!」と何人の人から何度言われたことでしょう。
そんな彼も、飛び込みはとっても上手! 当日も自信を持って飛び込み、見事泳ぎ切りました。
自分の力を出し切れたと思います。
【ジュンビOKだよ! のOちゃん(2コース)】
★今年、初出場したのは小学校2年生のOちゃんとHちゃん。
ビート板競争に出場しました。
Oちゃんはセンス抜群! すぐに25mを泳げるようになり、深いプールでの練習も小さな体でよく頑張りました。きっとすぐにクロールも泳げるようになると思います!
【おぼれているわけではないHちゃん】
★Hちゃんは、体調不良などでなかなか練習に参加できず、エントリーに間に合うか間に合わないか?という感じでしたが、そこはHちゃんの根性が勝ちました!
当日も、持ち前の根性で泳ぎ切りました!
【 ⇑ 初めての経験 緊張の待機 Sちゃん】
【 ⇓ それでも 低い姿勢からジェットスタート狙う!?(1コース)】
★小学校4年生のSちゃんも初出場!
とっても頑張り屋さんのSちゃん。練習を始めた当初はまだ泳げませんでした。
それでも、とても素直に練習に取り組み、ひと夏掛けてしっかりと泳げるようになりました。
飲み込みが早く、毎回驚かされてばかりでした!
★大会には出場できませんでしたが、小学校6年生のM.Mちゃん、小学校3年生のEくんも練習に参加していました。
★M.Mちゃんは低学年のころから、大会に出場していました。
はじめのころはニコニコ笑顔でパシャパシャとビート板で泳いでいましたが、今ではしっかりとクロールで泳ぐことができるようになりました。
★Eくんは今年、クロールで25mを泳ぐことを目標に練習を頑張ってきました。はじめは2mを泳ぐことも難しく、息継ぎの度に水を飲んでしまう日々。。
最後の最後の練習で見事25mを泳ぎ切ることができるようになりました!
★そして、歴史的な瞬間もありました。
なんと!!
私が生まれる前の! 昭和56年から34年間破られていなかった記録を子どもたちが更新したのです!!!
それは、小学生100mリレー。
ここ3年連続で茅ヶ崎ファームが金メダルを獲得してきた種目です。そんな先輩たちの姿を見てきているので、「リレーは絶対に1位になりたい!」という気持ちを子どもたちも強く持っていました。
それぞれが泳ぎを磨き、飛び込みの練習ではレイコンマのタッチの連携を何度も確認し…備えてきたのです。一人一人が力を出し切って、誰が欠けてもこの記録は出せなかったと思います。
そして、プールサイドの子ども・大人も一丸となり応援をしました。その結果、今までの記録を3秒近くも上回り、見事大会新記録を出して1位を取ることができました。
嬉しさのあまり泣きじゃくる子もいました。
栄光をたたえ合う子どもたちの姿もありました。
私の緊張のドキドキも、感動のドキドキへ変わっていきました。
そして子どもたちの頑張りが認められ、普段では個人に贈られる熱田賞という賞を頂くことができました。
【 ⇓ 34年ぶりの大会新!】
【でっかい熱田賞記念メダル】
【 ⇓ 歴史的快挙に 特別表彰を受ける女子小学生チーム】
★メダルがもらえて喜んでいる子、惜しくも逃し悔しがっている子。
それぞれでしたが、私から見た子どもたちはみんな輝いていました。
ゴールドメダル以上の輝きを放っていたと思います。
自分のベストを出せた、頑張れた、ということが一番です。
今年も一緒に練習に参加できたことを、嬉しく思います。
素敵な思い出をありがとう!
長い一日・・・ 素敵な一日でした♡♡♡