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春は桜

卒業 進学 就職
新入学 進級の季節

嬉しかったり
寂しかったり
楽しみだったり
不安だったり
自慢だったり
落ち込んだり

昨日までの日々が
懐かしい思い出
苦い思い出とあいまって
新しい挑戦

希望へとつづく
・・・

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そしてこの春

国立大学 合格 1名
(県立高校卒 アパート暮らし)

アパレル企業就職 1名
(県立高校卒 親戚宅で生活)

飲食業界就職 2名
(養護学校卒 グループホーム入居)

小学校 新入学 5名
中学校 新入学 6名
高 校 新入学 2名

みんな頑張れ

Stay Gold !

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ということで
桜にまつわる言葉を調べてみました。

予想通り
ものすごくたくさんの言葉
ものすごくヴァライティに富んだ表現。
日本人が 如何に桜を愛してきたか
桜に対する感情移入 思い入れの
如何に強かったことか
そしてどの表現にせよ
繊細さ 優しさ 奥ゆかしさが
如何に色濃く滲み出ていることか。

日本語って 日本人って
やっぱり豊かだった!?んですねえ。
あらためて感嘆しますよ。

夢見草 桜の別名。
その美しさに 思わずうっとり見惚れる気持ちを表現した言葉ですね。
花霞 遠く 群がって咲く桜を 白くたなびく霞に例えた表現。心のゆとりです。
花の雲 満開の桜が連なって 雲のように見える様を。
桜雲 「花の雲」と同様。
花明かり 「花明かり」だなんて ロマンティックですね。
咲き誇る桜が うす暗がりの中でも ほんのり明るく見える様子を表現しているんでしょう。
(咲きっぷりの見事さと それを眺める自分の幸せ感)
朝桜 朝露に濡れる 清らかな桜の風情。
夕桜 夕方に見る桜。
(同じ桜でも 見る時間 場所によって呼び分けるナイーヴさを 日本人は持っていますから)
夜桜 夜に見る桜。
(桜は昼間だって咲いていたはずなのに 夜見るときは夜桜と)
山桜 山に咲く桜。(「ヤマザクラ名刺」ってまだあるんでしょうか)
夕山桜 山に咲く桜を 夕方に見る時に。
侘び桜 侘しそうに ひっそり咲く桜の木。
(思いっきり感情移入してます)
徒桜
(あだざくら)
散りやすい桜を 儚いものの例えとして。
(「あだ花」という言葉も)
桜吹雪 桜の花びらが まるで吹雪のように舞い散る様子。これはまんま。
(〝おうおうッ! この背中の桜吹雪ッ 目にへーらねーかーッ!〟)
桜嵐 桜の花びらが 強風に煽られて舞い飛ぶ様子。
花の雨 桜に降りそそぐ雨。
(雨に濡れる桜をみて 濡れて輝る美しさと 散ってしまうことを惜しむ気持ちが交錯する)
桜雨 桜に降りかかる雨。上に同じく。
花屑 散り落ちた桜の花びら。
(「花屑」といい「星くず」といい 「くず」という言葉だって 実はポエティックな使い方もします)
零れ桜
(こぼれざくら)
散る桜のこと。
(散ってしまった花びらだって ただ見捨てはしません)
飛花
(ひか)
風に舞い飛ぶ花びら(特に桜)。
花筏
(はないかだ)
散った花びらが水面に浮かび 吹き寄せられて流れてゆく様
花の浮き橋 散った花びらが水面に浮かび 敷き詰められて橋のように見える
桜影 水面に映る桜の木
花影 月の光などによってできる花の影。特に桜の花。
桜陰 桜の木の陰。
「桜陰学園」は女子中学・高校の名門。
桜花 文字通り。しかし ⇓
(太平洋戦争末期 日本軍には〝自爆攻撃”のための特攻機「桜花」という驚愕の兵器がありました。自爆に特化した特攻機。疑いもせず 若者は出撃した。イスラム過激派ISの兵士と同じ。悲惨な歴史です)
花狩り
桜の花を訪ね歩いて観賞すること
(紅葉狩り いちご狩り おやじ狩り!?)
花めぐり
上に同じ
花の宴 花 特に桜の花を眺めながら催す宴
( ♪ 春高楼の花の宴~ ♪ )
花の賀 桜の咲くころに行う賀の祝い。
観桜 桜を観賞すること。
桜会
(さくらえ)
京都の寺社で行われた観桜の宴(秀吉の「醍醐の花見」など)
花見 桜を観賞すること(そしてバカ騒ぎすること)。
桜人 桜を愛でる人(花人)
花守り 桜の番人。
(鎌倉時代 実際 このような〝番人〟がいたのかもしれませんが 和歌や俳句の風流な世界の人物だったのかもしれませんね)
花筵
(はなむしろ)
花見の際 地面に敷く敷物
花衣 花見の際の 女性の艶やかな装い
花篝
(はなかがり)
夜 桜を観賞するため 桜の木の下で焚く篝火
祇園の夜桜 夜 京都・円山公園内のしだれ桜の周囲で かがり火を焚いて観賞する風習がある
花疲れ 花見の疲れと 充足感と
(そんな言葉まで)
花風
桜の盛りのころに吹く風。花を吹き散らす風
花冷え 桜の咲くころの 急な冷え込み
花曇り
桜の咲くころの 空がうす曇りである様
桜流し 雨に散った花びらが流れてゆく様子
(切ない心を表現しているのでしょうか)
若桜 桜の若木
八重咲き 花びらが重なって咲く状態。
一重咲き 花びらが重ならずに咲く状態。
花盛り 満開の状態。
残桜
(ざんおう)
春が過ぎても咲き残っている桜
残花 散り残った花 特に桜
名残の花 散り残っている花 特に桜。
葉桜 花が散りはじめ 若葉が芽吹いてからしばらくの桜
遅桜 季節外れに遅れて咲く桜
桜紅葉 桜の葉が 秋に紅葉すること
(もみじも日本人は大好き。ですからこの二つを結び付けて)
姥桜
葉が出るより先に花が咲く種類の桜の俗称。
花の盛りに葉がない(歯がない)ということから 娘盛りの年頃を過ぎても なお美しい器量を保っている女性のこと(セクハラ? ん~)。
初桜
その年初めて咲いた桜
花の便り
桜の咲いたことを告げる便り。桜便り。
花時
桜の咲くころ
余花
春に遅れて咲く花。 初夏の遅咲きの桜
冬桜
冬咲く 早咲きの桜
桜前線 他の花にはない気象用語
山桜
山に咲く桜
深山桜
山奥に咲く桜
里桜
里に咲く桜
薄桜
色の薄い桜
桜色
薄い紅色
薄花桜
色の薄い桜。薄桜。
桜扇
文字通り 桜の柄の扇。
桜結び
桜の形にする結び
桜灯篭
桜の透かし彫りが一面に入った銅製の灯篭。花雪洞(はなぼんぼり)
花見船
昔は船で花見をする風流な遊びがあった。
桜月
陰暦3月
桜襲
(さくらがさね)
「かさね」とは 王朝貴族の装束の一種。袍(上着)の下に3枚5枚と 文字通り重ね着するレイヤード・スタイルが定番だった(十二単など)。
雲珠桜
(うすざくら)
鞍馬山に咲く桜の総称。
「雲珠」は 平安時代の「唐鞍(からくら)」という馬具の飾り金具のこと。常緑の木々が覆う鞍馬山を 点々と白やピンクで染める桜の様子がこれに似ていることから。
石割り桜 巨大な花崗岩の割れ目から育った 樹齢360年を超えるという彼岸桜。盛岡地方裁判所構内にある。
雪割り桜 学名:ツバキカンザクラ という桜の一種。
(「雪割草」という植物にせよ 長い冬に耐え 冷たい雪の中から健気にも顔をのぞかせる姿に 心惹かれる また白い雪との対比も印象的だからでしょうね。昭和歌謡の ♪青い山脈♪ にも登場)

ざっとまあ
桜だけでこんなにも!
奥ゆかしく 豊かな日本文化
(まだまだあるかもしれません)

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