市販のものですが
春の七種。
10軒の長屋に それぞれ
一かごずつ。
茅ヶ崎ファームでも
一応 お粥にして食してます。
しかしその来歴 風習を調べてみると
時代や地方によって
実にさまざまなんですね。
「せり なずな
ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ
これぞ七種」
現在我々の多くが知っているのは
14世紀の記述というこれでしょう。
ところが
この七種の草々にも諸説あるようですし
もっと古くは
米やひえ ゴマほか
穀物を食したこともあるようです。
知りませんでしたねえ。
食に限らず
そもそも 文化 慣例っていうのは
たとえ「由緒正しい」とか
「伝統ある」とか言われるものでも
発祥からして実は確たる根拠もなく
しかも その時々 土地々々によって
解釈や都合や簡略化などが入り混じって
変節してきているものが多いんです。
無病息災 邪気払い
良縁を願ったり
雨を乞うたり
豊作祈願だったり
・・・
みな何かしらすがるものがほしい。
民俗信仰などの素朴なものは
世界どこへ行っても多くありますよね。
敬虔なものもあれば
ほんの軽い縁起かつぎもある。
それが長く続けば伝統となるが
それもやがて様変わりする。
人の願いは古今
洋の東西を問わず似たり寄ったりで
しかも移ろいやすい。
雑な言い方で身も蓋もないですが
祈りも祭りも仕来たりも
それぞれが都合よく
好き勝手にやってきたってわけです。
まあ それが人情であり
人の営みってもんですからね。
さて2018年
平和の願いは成就されるのでしょうか。