『映画と大学教員』 written by M.S

 

 

私の通った大学には、映画の好きな先生が多かった。

当時、映画に興味は無かったが、映画の面白さを大学の授業で知った。

例えば「アジアの大衆文化」という授業では、インド映画が大好きな先生が

授業の度に様々なインド映画を紹介し、その魅力について教えてくれた。

そもそもインドに映画があるということさえ知らなかったので、とても驚いた。イン

ドでは映画が盛んで、リズミカルでパワフルな映画が競う様に多く作られている。

「多文化社会研究」という授業では、アニメ、ドキュメンタリー含め、様々なジャン

ルの映画を、様々な視点から見ることを教わった。描写の仕方、光の加減、役者の

使い方、歴史背景、、、映画の学校かと思うくらい。映画の見方を教わった。

ある英語の先生は、映画と舞台が大好きだった。もっぱら先生の好きな映画を観

て、たまに英語の穴埋めをやったり、歌を覚えさせられたり、ゆるい授業だった。

また、学期に1つ以上舞台を観て、レポートを提出しなければいけなかった。(もちろ

ん英語で。)大学生には痛い出費だったが、舞台を観たことが無かったので、舞台の

面白さ、臨場感を知ることができた。

視野を広げてくれた先生方に感謝している。

おかげで映画の魅力を少し知ることができ、好きな映画にも出会った。

好きな映画の話はまたいずれ。