私のいる長屋全員で、春休みに伊豆旅行に行ってきました。

昨年4月にみんなで話し合い、“温泉に泊まろう”と決めてからお金を貯めてきたのです。お出かけしたい気持ちを、旅行があるからと我慢した分、それはそれは楽しみにしていました。

当日はみんなが5時半には起き、おにぎりを持って電車で伊豆高原へ。長い移動の中も、「海がきれいだね」と目を輝かせていました。

グランパル公園で各々パークゴルフ、乗り物、アスレチックをくたくたになるまで楽しんでから温泉に向かいました。

夕食の時の子どもたちの声は、「ひろーい!(20畳ほどの部屋に私たちだけ)」 「ふねだー!(刺身は船盛り)」 「カラオケもある!(おまけでつけてくれた)」などなど。満面の笑顔ではしゃいでいるのを見て、とてもうれしく思いました。

新しい園舎に引っ越してきて2年。「家」の感覚を大切にしてきました。今回の旅行も、よくある家族旅行を経験させてあげたいと思っていました。部屋に置いてあるおまんじゅうを見て、「食べていいの?」と聞いてきたり、アメニティーを持って帰っていいことに喜んだり、浴衣姿に照れたり、魚だらけの食事にゲーと思ったり。子どもたちは初めて体験することにくるくる表情を変えていて、小さなことだけど、その子が感じた1つ1つが貴重な経験で、その子の中に残っていくはず。

これからも、施設ではなく、家の感覚、経験を大切に、子どもたちと過ごしていきたいと思います。

ちなみに、2日目はというと、疲れ、寝不足の中、遊覧船に乗り、幼児2人が眠り、大人含む5人が船酔いでダウンという結果に終わりました。