私家アレンジ版
”シューベルトのアヴェ・マリア”は有名ですが もともと宗教音楽ではない とのお話。
♪ A~ve Mari~a ♪ という歌い出しと メロディーの息が長く美しく おまけに歌詞がラテン語祈祷文なので てっきりカトリックの祈りかと思いきや。
元々は
スコットランドを舞台とした叙事詩「湖上の貴婦人」(=ウォルタースコット)の中で 主人公のエレンが聖母マリアに助けを求め祈りを捧げるくだりがある。
その叙事詩がドイツ語訳(=アダムシュトルク)され それに曲付けされた(=シューベルト)
その中の”エレンの祈り”のくだりが 『エレンの歌 第3番』となった。
それを いつか誰かが(歌い出しが”Ave Maria”であったため?) ラテン語祈祷文Ave Mariaを載せて歌ってみたら そっちの方が後に広まっていって有名になったということらしいです。
『エレンの歌 第3番』は聴いたことないですが ”シューベルトのアヴェ・マリア”の方は どれも宗教的に敬虔な雰囲気で演奏されていますね。
まあ 誤解といえば誤解なんですけどね。