これ みんな長屋職員の
”手作り”
ですヨッ!

各家で競ってます。
買ってきたものを
盛り付けだんじゃない!
この凄さ わかりますかね!

もちろん
まず見た目 出来栄えが凄いです。
このまんま
どっか一流料亭かホテルで出しても
恥ずかしくない。
料理そのものも
そして盛り付けも。

でもすごいのはそこだけじゃない。
当然
ここまで仕上げるには手が込んでます。
手間ヒマかけているんですよ。
(子育てと同じッ)

そしてファームが凄いのは
「ほゞほゞ365日」
子どもの目の前で
”職員の手作り”
ってところなんです。
「おせち」だけじゃない。

トントン サクサク ぐつぐつ
音と立ち上る湯気
匂い立つ香り
泥のついたジャガイモ
頭からシッポまでの魚
素のままの食材を
子どもの目の前で調理する。
(これぞ食育)
しかも保育士指導員ほか
すべての職員が
「ほゞほゞ365日」
キッチンに立つ。
(食育です!)

凄いってのはつまり
”各家ごとに”
”保育士指導員が”
”子どもの目の前で”
”手作りしてる”
”手間ヒマかけてる”
ってところなんです。
調理だけの
パートの人たちもいますが
あくまでも
長屋チームの一員としてです。
全員が食事をつくり
暮らしを支えているんです。

子育ては食。
現代都市生活においては
食べさせることが
あまりにも手軽なゆえ
ないがしろになってしまった。
親が食に手間をかけない。
掛ける必要がなくなった。

児童養護施設でも
調理するのは「調理場で調理員が」
だったり
「業者への委託」
だったり。

コンビニ スーパーマーケットでは
各社凌ぎを削ったお弁当が勢ぞろい。
おまけに
「一流シェフの味をご家庭で」なんて
レトルトまでズラリ。
しかも安い。

「つゆ/たれ/ポン酢」などの調味料がついに
「みそ」「しょう油」の売り上げを
上回ったという。

食のみならず
あらゆることが手軽になったがゆえ
親が子育てに手間をかけなくなった。
手間はかけずにお金をかける。
今や子育ては”消費”なんです。

渋谷区が
チャイルドクーポン活動の支援を始めた。
チャイルドクーポンとは
「塾の費用が足りない家庭へ支援を」という
民間団体の活動です。
塾へ通うことが学力に直結するので
経済格差を埋めてあげたいというわけだ。
ふむふむ
一見良いことのようにも。
しかし
塾へ行けないと学力がつかない?
確かに
経済力が学力・学歴に反映するという
現実はあるのでしょう。
『塾へ行かないと勉強できない』
子ども自身も大人も
当たり前のようにそう言う。
しかし行政がそれを支援するか?
じゃあ学校教育をどう見ているのか。
渋谷区立の小中学校の存在意義は?
自分が自分を否定することにならないのか?
そもそも
教育を施すのがの行政の義務でもある。
もし学校教育がダメというなら
そこにテコ入れすべきじゃないのか。
コストがかかるからか。
もう学校はいらないのか。

どっかズレてしまっているぞッ!

ちなみに
というかついでに言うと
去年・おととしと2年連続で
国立大学へ合格した2人
学校以外は塾へも行かず
“独学〟でしたよッ!