正月の こんな富士山見たことない! 雪がほとんど無い富士山! こりゃ異常だよなぁ…。

北陸東北では大雪のニュースも聞くって言うのに。

そしたらちゃんと記事になってました。

東京新聞によると 富士山山頂の12月平均気温は 2020年はマイナス15度で 例年より低いらしいんです。(2019年12月はマイナス13度) それでも雪がない! ナゼなんだと。

(東京新聞。甲府地方気象台調査官北野氏の話)この理由として「降水量の歴史的少なさ」との見解を挙げています。山梨・甲府の2020年11〜12月の降水量が例年の16分の1だったのだと。河口湖 三島も極端に少なかった。

これの原因の一つが ラニーニャ現象だと言う。

南米ペルー沖の海面水温が平年より低い一方 インドネシア側では高く 積乱雲が発生しやすい状況に。

そのため 雲が偏西風で大陸側に押し上げられた。この影響で日本海側は寒気が入りやすく大雪の影響を受けた反面 南からの湿った空気が入りにくくなった。こういう条件が絡みあった結果 富士山周辺の降水量が極端に少なくなった との見解です。

海水温が1度上昇するだけで富士山の雪化粧にも影響するのだと。

ただし最後に こんな不穏な?富士山の様子を心配する人たちがやっぱりいるらしく これに対して この冠雪の少なさは「マグマの影響ではない」との見解を載せて安心させてもいます。

「マグマが動いたり地震を示すデータは出ていない」「火山活動が要因で冠雪が少ないとは考えにくい(富士山世界遺産センター研究員小林教授)」

とまあそれにしても 世界中 心配のタネは尽きないね。小さくて儚い存在の人間は大風の中で舞い散る木の葉のように翻弄されるのです。