『きょう、駒留神社へ、やきいも大会に使う葉っぱを拾いに行ったの。』(Aちゃん)

『Aちゃんは、たくさん拾えた?』(母親)

『あんまり拾えなかったの。だからN君にもらったの。』(Aちゃん)

『どうして拾えなかったの?』(母親)

『葉っぱがきたなかったり、葉っぱのうらに黒いのがついていたのは、拾わなかったの。きれいなのばかり拾ってたから。』(Aちゃん)

『どうして、きれいなのばかり拾ったの?』(母親)

『だって葉っぱに虫がついていたら、やきいもをしていて、虫においもを食べられちゃうと困るから。』(Aちゃん)

保育園の連絡帳、ある日のページです。なんて食い意地の張った子なんだ!

って、実は私のことでした(笑) ○十年前の…。

6歳のころの自分…断片的には覚えていますが、こんなことを言っていたなんて。笑ってしまいますね。でも、いい思い出です。私の「思い出BOX」の中に、大切にしまってあります。子供の頃は、特別に「大切」と感じなかったものも、大人になると変わりますね。

ファームでも、『いいよ、とってかなくて。』 子どもたちは、よくそんなことを言います。学校の文集、絵…。それから写真に写りたがらない子供もいます。(年頃の子供は仕方ないかな?)

そんな時、いつも言うんです。

『いつか、いい思い出になるから。』…って。

自分の「大切な思い出」を確認するたびに、子供たちの「大切な思い出」についても考えます。

私の言っている「思い出BOX」は形がありません。でも、このBOXの中身を増やすには、“形”が必要かもしれません。たとえば、写真だったり、文章だったり、語りだったり。

この「連絡帳」もそうです。

それが子供たちにとっては、写真だったり、作文だったり、絵だったり、ケイス記録だったり(子供たちの歴史を語る記録です。『だから大切なんだよ。』というファームのボスであるキャプテンの声が聞こえてきます。ホント言うと、私は苦手なのですが…)するのだと思います。もちろん、私たち大人が「語る」ということもあると思います。

日々、「思い出BOX」の中身を増やすきっかけ、たくさん作っていきたいと思っています。

そのために明日やれることは…。ここはやはり、奮起してケイス記録!?とっ、とりあえず写真かな!?(笑)

その前に…「いっしょに、くらすこと」ですね!

だから、まずカーテン開けて、「おはよう。」です。