「天のきさき」
聖歌322
アレンジ:Y.A.
私家アレンジ版
これはカソリックの聖歌です。
ですから?プロテスタント教会ではまったく歌われません。カソリックで聖母マリアは大きな存在でが プロテスタントにマリア信仰はないからですね。
カソリック教会ならどこへ行っても 子どもを抱いたイェス像とか 手を合わせたマリア像とかが 必ずと言ってよい程に鎮座しています。教会のみならず カソリック系の病院 幼稚園 福祉施設・・・。どこへ行っても。
そしてそのマリア像は 泉の傍らに立つ姿のものが多い。ルルドの泉に現れた聖母マリアですね。
ピレネー山脈の麓ルルドは小さな町ですが 巡礼地として 世界各地から年間500万人もの信者 及び観光客を集める聖地です。
教会はいくつかあり 中でも小さな町には不釣り合いなほどの大聖堂もあります。
教会では年間を通じてミサが行われていますが 当然ながら クリスマスのミサは特に盛大で 数万単位の人々が手に手にろうそくを灯して聖堂の周囲を行進する。行進しながら聖歌を歌う。その先頭には聖母マリア像が進み 大聖堂前に集結した人々が歌うのが この讃美歌
“Ave Maria Lourdes”(日本では 「天のきさき」)
夜の大聖堂の前で数万の人々が集い ろうそくの灯りをともしての大合唱。そりゃあ信者でなくとも感動するでしょうね。実際に聞いてみたいもんです(観光客気分じゃんッ!?)。
ただし実際の”Ave Maria Lourdes”は長い長い連祷です。これに対し日本の「天のきさき」は 短いですし 歌詞の内容も何故かまったく違うものです。短いのは教会で歌いやすいようにとの配慮でしょうね。