神奈川・茅ヶ崎の児童養護施設=癒しのための巣づくり

Ave Maria=Gounod/Bach


私家アレンジ版

 

せっかくのラテン語も 残念ながらあまりそれらしく歌えていませんね。
(他のAve Maria も同様)

グノーのAve Mariaは 美しい旋律を長いメロディラインで引っ張って見事です。
それにしてもグノーさん かのBachに悠々とちゃっかり乗っかっちゃって 大胆ですねえ。

当時はこういうの ヘイキだったんでしょうね。もちろんバッハは人気なので 今でもクラヴィ―ア曲集に限らず ジャズなんかでもさかんに演奏されてますが あくまで「変奏」「アドリブ」というものがほとんど。それがグノーのは まったく違う曲として披露してる点 大胆です。

 

ところでグノーといえばこのアヴェ・マリアだけ(!?)が有名ですが

実は『操り人形の葬送行進曲』という曲があります。これはおそらく 曲名は知られていなくても メロディだけは有名なんじゃないでしょうか。
というのも
昔 アメリカの人気TVシリーズで『ヒッチコック劇場』というのがあって そのテーマ曲に使われていたからです。アメリカでは30年ほども続いたらしいし おそらく日本の家庭でも人気だったのではないでしょうか。

内容はもちろん ヒッチコックのスリラー。
で 番組の最初と最後には必ず監督のヒッチコック自らが登場して短い解説をつけるという趣向。そしてその登場の際 この『操り人形の葬送行進曲』が流れるというわけです。

番組冒頭
まず ♪ ターランッ ッタタタタ タン タタンッ ♪ と どこか滑稽で怪しげ それでいて心躍るようなリズミカルなこの曲が流れます。そこへ 太っちょのヒッチコックおじさんが ひょうきんで人を食ったようなあの顔で登場するんです。日本語の声は熊倉一雄さんでした。
そして番組が終われば またヒッチコック登場。そこでまた一くさり解説をしては去ってゆく。それに被せてまたこの曲が流れてフェイドアウトのエンディングという具合。

私は子どものころ ほとんど毎回欠かさず見ていたので ヒッチコックと熊倉一雄 それにこの曲との3つはパックになって覚えているんですね。

というわけで バッハと全く関係のない話になってしまいました。

 

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